[レポート]インタラクティブ・ストリーミングとメディアの未来 #AmazonGameTech #AmznGameTechJP
インタラクティブ・ストリーミングとメディアの未来
2019年11月20日(水)にアマゾン目黒オフィスでアマゾンウェブサービス社の自社イベント「Amazon Game Developers Conference」が開催されました。
本記事は、セッション「インタラクティブ・ストリーミングとメディアの未来」をレポートします。
スピーカー
Genvid Technologies Inc., CEO Jacob Navok(ジェイコブ・ナボク) 氏
セッション概要
ゲーム業界はプレイヤーだけでなく視聴者にもエンゲージするようになりました。チャットのようなシンプルなインタラクティビティから、ゲーム自体を通して行われるより高度なインタラクティビティまで、新しいコンテンツを創造し、Twitchの視聴者をゲーム参加者へと変貌させていくことができれば、市場規模は倍増していくことでしょう。第二部では、これをインタラクティブ・ストリーミングという新しいサービスと捉え、積極的に推進している Genvid の取り組みを紹介します。
レポート
- 元スクエニ社長付
- Twitchへの配信が主業務
- Genvidについて Gen: "birth" + Vid "viewing"
- インタラクティブ配信を開発するためのツールを作っている
- ヴィジョン:Interactive Streaming/Games/Media
- リアルタイムで何か影響を与えることが出来ると思っている
- エンターテインメントの新たなカテゴリー:映画・テレビ(1920s) ⇒ ゲーム(1970s) AR/VR/XR
- OPPORTUNITY:インタラクティブストリーミングがくる
- インタラクティブメディアの登場によりゲーム市場のサイズは倍になる
- どんどんゲーム業界は大きくなる
- 視聴者向けの体験:パーソナライズされたデータ&カメラ/リアルタイムの視聴者用ガイド/プレイヤーをライブで応援、邪魔
- 視聴者もどんどん参加出来るようになる
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例えばCounter Strike ー デモ画面:HTML5形式でフレーム毎に更新されているので同期して入ることが出来る。
- 2019年の全てのCS:GO Final、MajorをTwitch上で強力にサポート
- 画面左上にマップ、左下にプレイヤー情報、さらに分析情報、それぞれを課金で購入
- ミニマップを追加するところで、誰がどこにいるか、面白いシーンを追いかけることが出来る
- エフェクトなども強調される
- 視聴者のインタラクション$4.99+Amazon Prime Tokenで販売され、視聴者が応援しているような仕組みになっている
- セッティングメニューに入ると見え方、例えば銃の光線などもカスタマイズ出来る
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それぞれの視聴者が自分の好みに合わせた画面で楽しむことが出来る
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Space Sweeper:東京ゲームショウでNTTドコモとTwitchでコラボレーションし5Gのショーケースを披露/開発者とキャスターとライブ配信した
- これもライブストリームで確認してみる
- 最初に視聴者にルール説明と視聴者としての遊び方がインストで出てくる
- アシストするためのアイテムがあり、視聴者は手伝った方が良いのか、一緒に戦った方が良いのか、視聴者次第となる
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何万人もいる視聴者が参加することが出来る
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Counter Strikeは平均クリックが28だったが、Space Sweeperは420だった
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情報を見るだけと参加するの面白さの差がでた
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新コンテンツ
- プレイヤーがいない
- つまり、AIキャラクターしかいないゲームを視聴する
- 視聴者は何人も参加可能である
- このときクリックすることで登場するキャラクターをフォローする
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何かを仕掛けることが出来たりもするが、新しいタイプのエンターテインメントが生まれるという、そのうちの1つ
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Coming Soon
- AWS G4インスタンスのサポート他
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Switch ExtensionとUnityを使った新サービスを開発中
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Genvid 技術概要
- Genvid APIはAWSサーバーから呼び出して使ってもらう
- 日本語のドキュメントもあるので会社のサイトを検索して欲しい
- オフィスは南新宿にある
質疑応答
- Q:デモでCounter Strikeが表示された、マッチするのはFPSでしょうか?
- A:最初はE-sportsをイメージして作っていたが、これからはどんなゲームが出て来るか分からないので自分自身も楽しみです。
まとめ
第一部のTwitchの説明ともリンクをして開発者が自由にAPIを開発し、Twitchに組み込めるという利点を活かしてGenvidは新しいビジネスを始め、これから盛り上げていくというのが伝わったセッションでした。